海外からのCMYKデータ・素材をどう扱うか


#1

お題です。DTPの悩みでもあり、製版・印刷の悩みでもあり……

入稿データに配置されているEPSファイル(CMYKベクトルデータ・アメコミっぽいクリップアート)が、どうもU.S. Web Coated (SWOP) v2のようで、プロファイルの警告が出るが、どうしたら良いか?

ヨーロッパの有名ブランドの日本出店に際し、印刷物を国内(自社)で刷ることになったが、どれもこれもCoated FOGRA39 (ISO 12647-2:2004)っていうのになっている。これ何? よくわからないのでカラーマネジメントなし(作業用CMYK: Japan Color 2001 Coated)で開いたんだけど、見本と見た目が全然違う!!

よくある質問というか、静かにあちらこちらでこういう悩ましい状況が生じているのではないかと思うのですが、これ、逃げずに取り組むとしたら、各方面にどう説明し、どう対処したら良いでしょう?

皆さんも同じようなことで悩んだこと、ありますか?

類似の事例が出てきた時の参照先にできるかなと思いますので、それぞれに、お知恵・ご意見をお願いします。


#2

画像だけなら。
特別なことせずにPhotoshopでやるとなったら再分解しかない…んだけど、問題になるのが墨。Kベタ部は残したい。
そんなものの場合は、分解変えたものと元データをレイヤーマスクで合成します。
再分解は単純にやるより、いったんAdobeとかのRGBにして彩度調整かけてからJpに。

※ちなみにSWOPもFOGRAもGRACoLもJapan Color同様のISOからきた各国(域)内の基準


#3

ベクトルデータの場合は画像化しちゃうかなぁ←金槌しか持ってない人٩( ᐛ )و


#4

話ずれるけど、だからカラー設定の警告チェックは外しちゃいけないのよね、ウザくても。例えばGRACoLできたものを警告オフで開くと、プロファイル生かして開いたり作業用で開いたりして、どちらにしても作業者が何も気づかないうちに処理されてしまう可能性が高い。あと、情報パネルはプロファイル表示されるようにして常に展開しておくべき。これ鉄則。


#5

InDesign、Illustratorのガッツリ組まれたデータはどうしましょう?

Illustratorは、Japan Color 2001 Coated の新規書類を作って、カラー設定 - プロファイル不一致 - ペースト時の警告 にしといて、そっちにコピーしてCMYK→CMYK変換。マッチング方法、黒点の補正を使用はどれか選ぶ。っていう荒技もあるけど、K版の保持はムリ。ドロップシャドウとか効果系の結果はどうなる? 配置画像はPhotoshopで加工して貼り直し? カラー値を保持して持って行って、個別に対応? っていう……。

InDesignは?
SWOPやFOGRA39のままPDFを作って、それをどうにかする?
製版・印刷側で何かできることある?

ということで、皆様の参戦をお待ちしております ←


#6

かけられる手数によって、やりようが変わりそうですねえ。
一番わかりやすいのは、一旦データまま(無変換)RIP・校正出しして、
救出したい/変換したい色味の画像類を絞り込む→変換/再指定ではないでしょうか。
K保持もRIPを噛ませて確認できれば、保持したい箇所をピンポイントで保持していくことは可能かと。

何度もRIP・校正をかけてられないのであれば、無理くり変換してしまい、
K版の4c割れも含めてそのまま印刷まで流さざるを得ないかも。

K100だけでも救出してくれっていう製版側へのオーダーはアリだと思います。
(その場合も、内校で4cに割れる箇所をRIP後に確認してから修正すると思いますが。)

RIPの標準業務でCMYK-CMYK変換を行っている会社は多くないと思います。
基本的には添付プロファイルを無視してCMYK値まま処理しているので、
CMYKプロファイルイキでRIP処理する場合、かなり変則的なジョブ設定(RIP上)をする必要があるかと。

(スイマセン、こういった内容の実務経験はほとんどないので、机上の空論かも。)


#7

Kの保持って、自動処理はあんまり現実的じゃないですよね。画像の場合。デバイスリンクでページ単位で全処理しちゃったりする場合でも、画像は止めた方がいいかも。どこから入るKなのか、持ち上げ方とか、CMYとの絡みをきちんと見ないと、色は似てきてもジャンプしちゃったとか起きる。

そもそも、海外データが目立つけど国内でもUncoatedやJMPA的なものどう処理してるの?って言ったら、ほぼそのまま流してるわけで(当然色変わるけど)


#8

海外のブランドだと、ブランドカラーがきっちり規定してあって、元がパントーンとかの指定だったりしますんで、まずそういうのがないか調べたほうがよろしいかと。
で、あれば4Cのデータでもその規定にできるだけ近づけることを代理店とかから要求されると思います。
正しい処理をしても、そこがあってないとやり直しさせられちゃうと思います。
ロゴ以外でもデザイン性の統一のために使ってたり、実は写ってる商品が指定カラーだったりとか…


4C印刷の条件下で、いかに特色を再現するか
#9

「4Cでもパントーン指定」の部分、大変興味深いテーマなので、別トピックたてさせて頂きます!


#10

この件、グローバルブランドであれば必ず発生する問題ですよね。
ディズニーランドとかどうでしょうか?(まぁ、言えないかもしれませんが)

反対に、日本は特に、国内の事情だけを考えていれば印刷商売が成立するので、あまり考える機会もないし、例外扱いですよね。日本の制作現場・印刷会社にはほとんど知見が無い、ということになってしまうのかと思います。それでこのトピックを立てたワケですが。

クリップアートは、まぁ上手に変換するなり、そのままカラー値ママで使っちゃえばいいよね、でさほど難しくないかとは思います。プロファイルがついてない場合、素性の推測にだけは注意が要るかなと。

実はインクジェット(ラージフォーマット系)はCMYK-CMYK変換がデフォなので、元のプロファイルだけわかっていれば特に対応に困ることはなかったりします。基本的に、RIPで変換です。

シルクスクリーン印刷も特色の世界なので、1色ずつ合わせるだけです。プロセスカラー掛け合わせもあるっちゃありますが、たぶんこういうケースでは使わないかな。やるとしたらオフと同じ問題が生じます。

@OSGK さんが指摘されたように、最重要なのはブランドカラーの再現ですよね。

@moriwaty さんが指摘されたように、一度製版・色校正のフローを通して問題点を洗い出してから、出来る対処を考える、という方法が現実的な感じがします。どこに問題が起きるか、関係者一同で共有できていないですしね。製版・印刷サイドの協力をとりつけないとできませんが、逆に言うとそれを抜きにできることでもないですから、 普段からこういった踏み込んだやりとりができる関係作りができているかどうかが問われるように思います。

画像の処理とか、全体のトーンをどう整えるかは、@yamo さんのような画像と印刷を熟知した専門職の手を借りたいところですね。やー、たいへんだな、こりゃ。


#11

ロゴ類も大変ですよね。PANTONEあるのはいい方で、CMYK値指定だったりするんだけど、どのCMYK?なのかあまり気にしないで使っちゃってるのもありますよね。
※CMYK値はグローバルだと思ってたヒト知ってる〜


#12

IT系だとRGBしかなかったりすることもありますね